ADHDとは、「不注意」「衝動性」「多動性」の3つの特徴がある発達特性のことです。
誰でもうっかり忘れたり、ついイライラしてしまったり、じっとしていられないことはありますが、ADHDの人はそれが「生活に影響するほど強く・長く」続くため、支援が必要になります。
🧠 ADHDの3つの特徴
不注意(集中が続かない) - 忘れ物が多い、気が散りやすい、話を聞いていないように見える、など。 - 作業を途中でやめてしまったり、指示を聞き逃してしまうことも。 衝動性(考える前に行動) - 順番を待てない、思ったことをすぐ口に出してしまう、すぐに手が出てしまうなど。 - 自分でもコントロールが難しいことがあります。 多動性(落ち着きがない) - 常に動き回る、椅子に座っていられない、おしゃべりが止まらない、など。 - 幼児期には「活発な子」と見られることも多いです。
🩺 ADHDの診断基準(DSM-5による)
診断には以下のような条件が必要です:
症状が6ヶ月以上続いていること 12歳より前から症状があったこと 学校・家庭・友人関係など複数の場面で症状が見られること 社会生活や学業に支障が出ていること 他の障害(統合失調症や不安障害など)によるものでないこと
💡 ADHDと間違われやすいもの
**自閉スペクトラム症(ASD)**と混同されることがありますが、それぞれ特徴が違います。 **学習障害(LD)**とADHDを併せもっている場合もあり、読み書き・計算などに困難を抱えている子もいます。
🧪 ADHDの治療について
ADHDに「完全に治す薬」はありませんが、症状を和らげる薬が使われることもあります。 大切なのは、その子の特性に合った関わり方や支援を行うことです。
📌 支援のポイント
指示は簡潔に、1つずつ伝える 忘れやすさを前提にスケジュールや持ち物を一緒に確認する 静かに過ごせる時間や空間を作ってあげる 怒るのではなく、できたことに注目して褒める
🧑🏫 メモ
ADHDは「わがまま」「しつけ不足」ではなく、脳の働き方の違いによるものです。子どもの行動の裏には、「困っているサイン」が隠れていることも。どうか責めずに、「どうしたら安心できるか」を一緒に考えてください。
