🏠 親なきあとにそなえる

― 成年後見制度と未来信託ってなに? ―

お子さんの将来のこと、こんなふうに思ったことはありませんか?

「私たちがいなくなったら、この子のお金の管理や生活はどうなるんだろう…?」

実は、障がいのあるお子さんが安心して生活できるようにするための法律的な仕組みがあります。

それが「成年後見制度」と「未来信託(民事信託)」です。

🧑‍⚖️ 成年後見制度とは?

親の代わりに、お子さんの生活やお金のことを助けてくれる人(=後見人など)を家庭裁判所に選んでもらう制度です。

状態によって3つのタイプがあります:

【成年後見制度の種類】

補助:一部の手続きを手伝ってもらう(軽度の障がいなど) 保佐:生活の大切なことを助けてもらう(中程度の障がい) 後見:ほとんどのことを代わりにしてもらう(重度の障がい)

【注意点】

家庭裁判所の手続きが必要で、少し時間と費用がかかります。 一度始めると、簡単にはやめられません。 家族が後見人になれない場合、**専門職の第三者(弁護士など)**が選ばれることもあります。

🤝 任意後見制度とは?

元気なうちに「〇〇さんに将来お願いしたい」と自分で契約しておく制度です(公正証書が必要)。

たとえば:

自分が病気になったら、この人に代わりに手続きしてもらう 将来の後見人として、今から準備してもらう

任意後見契約は、「もしもの時」に備える安心のしくみです。

💡 未来信託(民事信託)とは?

自分の財産を信頼できる人に託す契約です。

たとえば:

「親の財産を、子どもが必要な時にだけ使えるようにして、信頼できる親族が管理する」

メリット

自由に契約内容を決められる 家庭裁判所の関与がない 不動産や預金など幅広く対応できる 将来の相続にも備えやすい

「信託」というと難しく感じますが、最近では親が元気なうちに信託契約を結んで、子どもの生活を長期的に守る仕組みとして注目されています。

🔚 まとめ:家族が元気なうちに準備を

成年後見制度は「法的にしっかり守る仕組み」 未来信託は「柔軟で自由度の高い仕組み」 どちらも、「親なきあと」も子どもが安心して暮らせるようにするための備えです

ご家族で話し合ったり、地域の専門家や支援者に相談することから始めてみましょう。

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